鹿児島港
07:30発
  
 ↓

西之表港
09:05着 
09:12発

 ↓

種子島
宇宙センター着
10:50着
13:32発

 ↓

西之表港
15:10着
17:20発

 ↓ 

鹿児島港
19
:15着

2008年7月8日(火) 晴れ  下

往復フェリー 九州満喫きっぷで行く九州横断縦断特別急がない旅

種子島宇宙センター 施設案内ツアー

ツアー専用バス

本物のロケット メイドインナゴヤ

世界一大きな引き戸の組立棟

宇宙まであと少し 一般人ではここまで

総合司令棟 発射の当日見てみたいなぁ

種子島といえば鉄砲の伝来で有名だが21世紀はロケットで有名なのだ。ただ廻りの者で行ったことがあるような話は聞かない 遠い世界な感じであった。

種子島なんて小さな島 と思っていたが実際はでかいのだ。
西之表港から宇宙センターまでは約50キロ バスで1時間38分 運賃は1670円 港からは6人ぐらいの乗客はいたが途中からは僕一人で貸し切り状態。
海岸線や山道などバラエティに富んだ地形で楽しいバスの旅 こんな超距離な路線バスは初めてだが あまり信号が無くて快適 途中集落の中を通りつつ最新鋭技術の集積の宇宙センターへ向かう。バスがぼろいのは田舎だからしょうがないか。


種子島も一応鹿児島県なのでタスポが必要なのには笑ったが。(僕はたばこは吸いませんが)途中からは僕一人で誰も乗り込んでくる人のなくて停留所には停まらずで定刻通りに宇宙センターに到着。バスを降りると「岐阜県からお越しの吉田・・・・」なんてアナウンスが聞こてきた。慌てて集合場所の宇宙科学技術館に向かうと数名の先客がいて一安心 一人だったらと不安もあった。

若い女性の案内でツアー開始。
まずは「大崎第一事務所」にあるH-Uロケット7号機の実物 本物の見学。
6号機の打ち上げが失敗したために その原因追及のために次に打ち上げ予定であった7号機で原因調査したために宇宙には行けず ここで余生を暮らしているかわいそうなロケット。本当ならば打ち上げられるはずの本物のロケットを見ることができたのだ。
このロケット達 製造は三菱重工名古屋製作所で作られているのだ 名古屋から船で種子島まで運ばれて最後はトラックで輸送されるそうで 何ともレトロな感じ。

実物・本物の胴体やエンジン ロケットのてっぺんのカバー(荷物のより形が変わるそうだ)もあった。




次は「大型ロケット発射場」
ここに向かうには厳重な警備が 洞爺湖サミットの関係らしいが一般人は立ち入れられない領域となる。
名古屋からロケットの形のまま運ぶのではなくて 分割して運ぶため ここで最終組み立てをしなければならないのだが その場所が大型ロケット組立棟が世界一大きな引き戸がある四角い建物。ロケットが2台建てた状態で組立(整備)られるのだ。びっくりするぐらいデカイ建物なのだ。高さはビルの6階分ぐらいだったと思う。(ロケットの全長が約50メートル)

発射当日ドアがスライドしてロケットがお目見え 専用の車両で向かいの発射台まで移動して 発射するのだ そんなシーンが見てみたいものである。(ちらりと聞いた話では発射当日離れたところから見ることはできるそうだが 種子島まで渡る船が満席でなかなか乗れないから種子島に向えないらしい)。

もっと近くで発射場が見たいのだが 近寄れるのはここ辺りまでで写真撮影


この宇宙センター 世界で一番美しい発射場とのこと。
バスでの移動中も海や島がきれいで(他の発射場には行ったことはありませんが)広くてすごい所である。

最後は「総合指令棟」 
よくテレビや映画で目にする機会が多い場所
今でも現役で使用しているのだが思ったよりは狭い。総合なのでもっと専門的な司令塔はあの大きな建物の組立場のそばの地下にあるそうだ。


これだけの見学が出来て無料とは皆さんも是非どうぞ

ツアー終了後は宇宙科学館内にある喫茶店で昼食。ここしか昼食を食べられる場所はないのだが メニューはカレーとスパゲッティぐらいなのだが安いからいいのだ。カレーはおいしかった。

このあとは宇宙科学技術館 館内の見学

バスの出発までの時間があまりなくてゆっくりとは見て回れないのは残念ではあるが 今はバスで帰ることが最優先 バス停に向かう。
今回のバスは観光バスタイプで乗り心地よし 途中でうたた寝。帰りのバスも満員になることもなく西之表港に到着。



 先を急ぐのならば すぐに出るトッピー号が連絡しているのだけでども 鹿児島市は今回で4回目なのでほとんど興味がある所は見学しているから だから種子島に来たわけだが やはりここに来たからには「鉄砲館」には行かなければという思いと 帰りの船の時間が遅くなれば サンセットクルーズになるかもという想いで一便遅らせたのだ。


観光案内所で鉄砲館の場所を聞く。この観光案内所 トッピー号のライバル ロケット号の乗り場にあった。

受付のおばさん うたた寝中であった 人が常駐していただけでもましなのだが 場所を聞くと今日は月曜だから休館日(火曜日です) なんて寝ぼけていた さすが種子島 このあくせくしないところが素晴らしい。

無事場所を聞いて早速向かうが暑い バス出来た道を引き返すのはつらいけれども 初めから調べておかなかったのがいけないのだ。郵便局の横を山に向かって登ったところが「種子島開発総合センター(鉄砲館)」。入場料は420円と少々お高いがいつ来られるかわからないので入場する。冷房も効いていて涼しかったし。

ここで知ったことは 鉄砲を当時のお殿様が高額で二丁購入したということ 難破船を助けてお礼に貰ったものとばかり思っていたので驚いた。
それと同じ物を作製しようとしたが「ねじ」が当時の日本にはなくてなかなか作製できなかったそうで 鉄砲と同時にねじが伝わったそうだ。ねじが作れるようになるにはオランダの職人が来るまで出来なかったそうだ。
そんなことを舞台が回る人形劇で公演 最近のビデオやCGではないレトロさがいい味を出している。

暑い中またてくてくとトッピー乗り場へ向かう。種子島ともお別れだ。

帰りのトッピーも快適で鹿児島港に到着。
サンセットクルーズは太陽が鹿児島の山の向こうに沈む サンセットクルーズの場合やはり海に沈まないと雰囲気台無しだよね。

鉄砲館 お奨めです

地デジ対応液晶TV完備

今晩のお宿は「ホテルエリアワン鹿児島」
今日は鹿児島中央駅から近くて安いという条件で選んだのだ じゃらんNETのポイントも使用できたから4800円が4400円。
前日よりは少々高いが ここの良さは朝食にある。普通はホテルの中での朝食で朝7時からなのだがここは外部に委託 高見馬場交差点の向かいにある高見馬場食堂での朝食なのですがこの食堂24時間営業のためいつでも朝食が食べられるのだ。行くのは面倒なのだがチェックアウト後でもよいのでなかなかのアイデアだとは思う。
明日は鹿児島中央駅5時40発の宮崎行きに乗らなければならないので 朝5時過ぎに朝食が食べられるのだ それも前日のようなセルフではなくて立派な食堂でだ。

これでトイレが温水ならば言うことなし テレビも地デジ対応の液晶だし(初めて)お風呂には体を洗うスポンジもあり(これも初めて 持って帰った)なかなか良いホテルだと思う。


晩飯を食べに天文館に向かう
ワシントンホテルが現れて 3年ぐらい前に別件で鹿児島に来て宿泊したのだが あのおいしかった豚トロラーメンはワシントンホテルの裏であったような気がして探すが見あたらなくて 目についたのが「黒味噌ラーメン」の看板。何か惹かれる物があり薄暗い路地に入ってゆくと三平ラーメンに到着 ドアを開けると誰もお客さんがいなくて 主人がおばあさんだし しまったかなぁと思うが何故か惹かれる黒味噌ラーメンを注文 これがうまいのなんの。
今まで食べたラーメンでナンバーワンかもしれない旨さ。(僕はグルメではありません)

明日は4時起きのため早めに寝る。
早く大金持ちになって天文館で豪遊がしたいものだ。